ふるさとの風景

日々思うこと

何を思って文章を書いているのか、みなさんはどうでしょうか。

自分と向き合うために文章を綴る人もいると思いますし、読者の悩みを解決するために言葉を使う人もいると思います。また、お金を稼ぐ手段として、依頼を受けてライティングの仕事をしている人もいることでしょう。

わたしにとって、文章を書くという作業は、深い海に海女さんのように潜って、大切なものを探し拾いあげるような感覚です。


心に残っている風景は人それぞれあると思います。

わたしにとって、心に今もある風景のひとつに、「ふるさとの水平線」があります。

いつも変わらないその水平線は、どの時代も超えて、たくさんの人の心を癒していたのであろうと思うのです。

子どもの頃からずっと見慣れていたので当たり前のように思っていましたが、ふるさとを離れて急に海が恋しくなって、車を運転して一番近くの海を見に行ったことがあります。その海には、やっぱり何か物足りないところがありました。

小学生の時、ふと教室の窓から見える海の向こうに思いを馳せ、穏やかに波を打つリズムに心地よさを覚え、また退屈な授業は、太陽に照らされてキラキラと輝く景色を眺めていたことを思い出します。

中学生の時は、放課後給食で残したコッペパンを美術室の窓から飛んでくる「かもめ」にちぎって大きく振りかぶって投げ、そのパンを全てキャッチしてくれた「かもめ」のことを思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。

時代と共にその街並みも変わり続けると思いますが、変わらない風景は、わたしたちに何か大切なことを思い起こしてくれるように思います。


雪解けの季節を待ちつつ、漠然と自分に何ができるのかを考えたり、人のためになる発信をこれからもしていきたいと思いました。

厳しい海風に吹かれながらも、たくましく生きている「かもめ」に元気を貰います。

みなさんは、間近で「かもめ」の目を見たことがありますか?笑

「かもめ」に好かれたのか、30cmくらいで目の位置の高さを飛んでいた「かもめ」と目があい、何かを訴えているようで怖くて逃げました。(かもめさん、ごめんね。)

でも、今思うと大事なことだったのかもしれません。

まとめますが、みなさんも今日も元気にお過ごしくださいね。