うたかたの世界にあるもの

日々思うこと

今日は、紅花のジャケットと筒描きの風呂敷のジャケット、2点出品することができました。

なんとか形になって、お天気も晴れて、出品することができてよかったなぁと思いました。

紅花のジャケットは、お買い上げ頂きましたが、筒描きのジャケットは、出品を取り下げてしまいました。

思わぬ展開に、自分の中に気付きがあって、ブログに残しておきたいと思います。


筒描きの風呂敷は、とても縁起の良い文様が描かれています。

大胆なデザインの中に、可愛らしさを表したくて、それを刺し子でデザインしてみました。

背中の扇を描いた昔の職人の方の心意気が時を経ても伝わり、まるで躍動感に溢れているようです。


閲覧数がどんどん増えてくることに驚いていましたが、今までにないデザインでしたので、人の目に留まる作品だったのかもしれません。

これまでの感覚で、そろそろ購入者をこの作品は見つけるのかと思ったりしていましたが、やっぱり少しでも作品の良さをアピールしたいので、写真の撮り直しをしたり、文章を変えたりと色々がんばっていました。

とその時、「こんな縁起の良い作品は、自分で持っていたら?」と母の鶴の声に、ハッとします。

自分はあまり欲張らない性格で、人に喜んでもらえることを考えていることが多く、自分にとっては戸惑いの決断でしたが、出品を取りやめることにしました。

思わぬ自分へのプレゼントになってしまいましたが、「本当に大事なものは人に譲ってはいけない」、そんな日常の気付きを大切に感じました。

うたかたのような自分の思い込みに気が付き、そんな世界を眺めては、自分の愛に気が付いて、またそのサイクルを繰りかえす。それが続いた先に、本当の答えを見つける。そんなことを思いました。

今日も元気いっぱいに。