先日製作した紅花染めのジャケットが無事にお客様の元にお届け出来たので、ご紹介いたします。




写真だけでは伝わらない、刺し子の温もりや柔らかさを感じて頂いたことはすごく嬉しいことです。
裏地の背面部分は補強も兼ねて、刺し子を施しました。
たとえ布であっても、古布であっても、刺し子で愛情をあらわすことで、新しい息吹が生まれ、生き生きとしてきたように思いました。
また、前見頃と調和がとれ、今までにない挑戦ではありましたが、心のままに刺し子をすることは、この上ない幸せなことです。
映画を見ることも好きなのですが、
その中でも「オズの魔法使い」が一番好きかもしれません。
一緒に旅をした、藁(わら)のかかし、ブリキの木こり、弱虫のライオン。
かかしは「脳味噌(知性)がほしい」、木こりは「心臓(心)がほしい」、ライオンは「勇気がほしい」といいましたが、欲しかったものはすべて自分自身の中にあった。というお話でした。
今日は、そんな「オズの魔法使い」のことを思っていたので、「虹の彼方に」というタイトルにしてみました。
それでは、また。